わかりにくい治療家の世界のわかりやすい話

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どうにもならない「ダルさ」の原因とは? その3

  

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またまた前回の続きです。

 

前回の記事を読んでない方はコチラからどうぞ→

 

どうにもならない「ダルさ」の原因とは? - わかりにくい治療家の世界のわかりやすい話

どうにもならない「ダルさ」の原因とは? その2 - わかりにくい治療家の世界のわかりやすい話

 

 

腕を痛めた、と言って来院したOさん。

 

その原因を調べていくと、慢性的なからだの問題が存在し、

さらにその原因となっている精神的な問題が浮かび上がってきました。

 

そして、その精神的な問題を引き起こしていたのと同時に、一連の問題の

一番の根っこでもあった、Oさんの身の回りで起こった「出来事」とは一体…。

 

 

 

それは、約7か月前に起きた出来事。

 

可愛がっていたペットの犬が亡くなってしまいました。

 

すでに高齢だった事を考えれば、ある意味、致し方ない事だったのかもしれませんが、

じつは亡くなる1か月ほど前に、自宅から行方不明になってしまっていたのです。

 

 

必死に近所を探し回って、やっとの思いで探し出したのが数週間後。

 

年齢的な事もあってか、発見した時にはかなり衰弱していた、との事でした。

 

そういった事が影響したかどうかはわかりませんが、

それからさらに数週間後に老衰で亡くなる事に…。

 

 

その犬が生まれた時から19年間、ずっと一緒に生活してきた、

いわば「家族」の様な存在

 

そんな最愛のペットが亡くなってしまった事について、

「たぶんまだ引きずってるんだと思う…」

と、涙をポロポロとこぼしながら話をしてくれました。

 

 

もしかしたら「亡くなる前に行方不明になってしまった事が原因になったのでは…」と、

自分自身に対して、罪悪感のようなものも感じていたのかもしれません。

 

そのような罪悪感を抱え続けてしまっているために、

約7か月もたった今でも、亡くなった事を引きずってしまっているのかも…。

 

話を聞きながらそんなことを考えていると、じつは約1年半前にも

父親が亡くなっていた事を話してくれました。

 

 

そうです。

前回の治療の前にも、今回とは別の、同じように身近な家族の出来事があったのです。

 

果たしてこれは偶然なのでしょうか?

いえ、おそらく偶然なんかではないでしょう。

それには、ちゃんと「意味」があるのだと思います。

 

 

余談ですが、うちにも一匹の猫がいます。

 

うちの家に来て、かれこれ7年になるでしょうか。

 

どれくらい長生きするかはわかりませんが、

さいごまでうちの家族が世話をすることになるでしょう。

 

 

「身近な家族が亡くなる」という事は、ツラくて、悲しい出来事かもしれません。

 

場合によっては「どうしても受け入れることができない…。」

そんな方も居るかもしれません。

 

 

だとしたら、じゃあ、その身近な家族やペットとは

出会わなかった方がよかったのでしょうか?

 

そうすればツラくて悲しい思いをしなくて済む…と。

その方がよかったのでしょうか?

 

 

たしかに、最後のところ「だけ」をみれば、

「ツラくて悲しい出来事」にしか見えないのかもしれません。

 

でも、ちょっとだけ見方を変えて、それまでの事「すべて」をちゃんと見てみると、

実際はその何倍も、何十倍も、楽しい事や、嬉しい事や、幸せな事を

たくさんもらっていたことに気が付くはず。

 

ただ、今はまだ、うっかりそのことに気が付いていないだけ

 

たったそれだけの事なんじゃないかなと。

 

 

 

不思議なもので、人というのはなぜか「ネガティブな事」ばかりに

意識を奪われてしまったりしてしまいます。

 

実際には、「ポジティブな事」もたくさんあるのにね。

 

 

 

さて、前述したOさん。

 

計五回の治療で、その後すっかり腕のケガも良くなり、毎日元気に仕事をしているそうです。

 

 

そして僕は、毎日うちの猫にメロメロです。